あさひの競馬ブログ

シミュレーション力で“買えない”を“買い”に変える!シミュレーション力で“買い”を“買わない”に変える!

馬券コラム

馬券予想をセクションごとに解説します~②レースシミュレーション編~

投稿日:2020年4月19日 更新日:

展開の予想ができたら次は、レースのシミュレーションをしていきます。ここが最も複雑で難しいですが、最も大切な部分です。あまり細分化しすぎても何が何かわからなくなるので、今回は3つに分類をして話を進めていきます。この3つを軸に考えれば大抵のレースのシミュレーションの軸にはできるので、ぜひ覚えて下さい。

目次

・そのまま

・ロングスパート

・牽制

・まとめ

そのまま

まず一つ目は、そのままです。そのままというのは、スタートしてから1コーナーに差し掛かったくらいから直線まで、ほとんど隊列に変化がないことを指しています。一番オーソドックスなパターンなので各馬力を出しきりやすく予想もしやすいです。そのままになるかどうかは、そのレースを勝ちたい馬に着目した時に、何もなく回ってくるだけで勝機があるかを考えてみます。例えば、スローペース濃厚のメンバー構成で、自身が差し脚質の場合、届かないと考えるのが妥当です。そこで持続力のある馬であるならば、早めに仕掛けていって中団くらいまで押し上げて直線を向きそうであったり、そもそもスタート直後から中団まで上げておくことでいつもよりも一列前でレースを運ぶ戦法を取ったりする可能性が考えられます。この場合は、早めに押し上げる場合はレースが動く可能性があるのでそのままではありませんが、スタート後に押し上げるのはそのままに分類できます。

シミュレーションをしてみて、そのままのパターンに当てはまりそうなら、次にコース形態を考えます。差し馬に焦点を当てていうならば、直線でどこまで差しが決まるかということです。想定しているペースで直線まで来たときに、阪神コースなら届きそうだけど、中山コースだと届かないということもあります。阪神コースなら枠順的に外々を回してきても影響が少なそうだけど、中山で外々を回すと脚を消耗するのできつくなるということもあります。この辺りは先行勢の数と隊列を考えたうえでコース形態と合わせて、スムーズに抜け出してこれそうかを考えなければいけません。

これで届くイメージがあるなら買いの判断で良いと思いますし、前が止まらなさそうなイメージがあるなら人気馬でも強気に切る判断をしてもよいと思います。ただこれは、その馬の仕上がりなどを考慮していないのでそのあたりは事項で話したいと思います。

ロングスパート

差し馬でも先行馬でもロングスパートを切ることがあります。差し馬に多いのは反応面でずぶいところがあって、コーナーからガンガン追って行ってようやく最後伸びてこれる馬だとか、前に離されたまま直線を向きたくないからコーナーから押して行ってその差を縮めて直線でもう一伸びする馬です。前者はあまりレースに影響がないので後者について話すと、直線の短い競馬場でロングスパートをかけると特にですが、スピードに乗ってそのまま押し切れることが多いです。しかしこれを分かっているからこそ、1頭がスパートをかけるとそれを見た各馬も追いかけるようにしてスパートをかけ、前にいる馬も抜かせまいと思いペースを上げたりします。これによって全体のペースがグッと上がるので、最後は根性比べになったりします。これをロングスパート合戦と言ったりしますが、メンバー構成からロンスパ合戦が起こることを予想することができます。もちろん100%ではないですが、どんな馬にも言える条件としては、小回りコースでスローペースで先行勢が楽をしているときや、繰り返しになりますが瞬発力では勝てないので直線を向く前に交わしておきたい馬がいるときが挙げられます。

ではロンスパ合戦を想定したとして、これをどう処理するかについて話していきます。

①まず1頭だけがロングスパートをかけて先頭くらいまで行くと想定した場合、その馬は買ったほうがいいです。ペースを乱された逃げ馬が沈むことが多いですし、先ほども言った通り1頭だけでスパートをかけたらそのままスピードに乗って押し切れることがよくあります。繰り返しますが、ついていきそうな馬がいない時は、その馬を買い目に入れて前にいるペースを乱されそうな馬は切る考えを持ちましょう。

②次に、数頭でロングスパートをかけるロンスパ合戦になった時です。これについてはコーナーを激走するので遠心力が外の馬ほどかかり、脚を消耗するので福島のような小回り平坦ならまだしも中山のような直線に急坂があるコースでは、その坂で脚が止まることが多いです。仕掛けた側の馬も後ろからプレッシャーをかけられて必要以上に脚を使って思いの外早くばてることがよくあります。また、その遠心力の影響で馬群が外に外に膨らむ傾向もあります。つまり大抵は外に外に振られて脚を失っていくロンスパ組ではなく、空いたうちからワンテンポ遅れて差してこれる差し馬や、まくり切られずに先頭を死守した逃げ馬に軍配が上がります。

③先行馬が早めに抜け出すために、ロングスパートをかけたときも考えます。これは逃げ馬にとってかなりのプレッシャーになり、またこれまでとは異なり大きく外を回る必要がないためスタミナが温存できて先行していた場合は伝家の宝刀といえる戦法になります。後ろの馬たちは離されないように、後ろをついていくしかありませんがスタミナが温存できていない馬たちはここで脱落していきます。ただこの戦法は優れたスタミナとスピード能力に加えて機動力も求められるので、実行できる馬は少ないです。

牽制

最後に牽制のパターンについてです。牽制というのは、有力馬同士で起こりやすいことで、どちらが先に仕掛けるかをお互い駆け引きしているうちに仕掛けが遅れるというものです。これも先行勢でも後方勢でも起こりえるので、それぞれ例を出して説明します。

①まずは差し馬同士が牽制しあうパターンです。特にG1くらいになってくると、お互いの脚が測れていることが多く、どれくらいの差なら差し切れるもしくは押し切れるという計算がジョッキーの中にはあったりします。なのでお互いにその距離を見ながらレースを進めるのですが、当然ながら先に仕掛けた方がスタミナの減りが早くなるので、最後ばててしまって思っている以上に余裕をもって交わせたりします。なのでできるだけ、仕掛けは待ちたいというのが考え方のセオリーです。ただ競馬は一瞬のジョッキーの判断が大きく結果を分けるので、このどっちが仕掛けるもしくは、相手の仕掛けを待ちすぎるとそもそもエンジンがかかり切らず脚を余してゴールすることにもつながります。つまり、能力的には自身よりも劣っている馬に自分要因で先着を許してしまうことになります。直線が長いコースでは瞬発力の差でカバーが効くこともありますが、直線が短いコースになるとリカバリーは効きにくいです。

②先行馬同士が牽制し合うパターンに移ります。これもほとんど同じですが、追い出しが遅れて逃げ馬に追いつかなかったり、後方から差し脚を伸ばしてきた馬に交わされてしまします。先行馬は差し馬のようにヨーイドンというよりも、残ったスタミナでどうやって前にいる数頭を交わすかという作戦を考えます。早く仕掛ければスタミナが持たない可能性があるし、追い出しが遅れれば自身よりも切れる馬には追いつけません。スタミナに関係して言うと、前にいる馬を交わすためにコーナーで一頭分外に出すことすらも、スタミナロスにつながるのでできれば直線を向くまでは今いる位置よりも外には行きたくありません。かといって、前にいる方の馬が早めに抜け出せば、その馬は他馬の目標となってしまいゴール前で交わされることも考えられます。このあたりのバランスが先行馬は難しいので、これについても牽制し合うパターンというのが考えられます。

まとめ

今回は大きく3つに分けてシミュレーションの軸を作る考え方を紹介しましたが、たくさんのレースを見れば見るほど細部について考えられるバリエーションは増えます。なので最初はこのあたりで当てはまるものがあればそれを軸に考えて、どの馬に向く流れになるのか、もっと言えばどの位置にいる馬に向く流れになるのかを整理してもらえればOKです。またここまで整理できれば、ほぼ馬券に組み入れる馬は決まったと思って大丈夫だと思います。次は最後になりますが、多くの方が情報として使っている調教や陣営コメントについての話になります。今回の話の仕上げの部分になるので、ぜひ読んでみて下さい。

では、今回は以上になります。

-馬券コラム
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

競馬って結局得する?損する?

まずは結論から言います。 競馬は得をします そもそも損すると思う理由は大まかにいうと、次の3つではないでしょうか? ①大金を失うイメージ②中毒性がある③やってる友達が比較的クズ ③は人それぞれではあり …

no image

競馬初心者向け 馬券の買い方

目次 ①馬券の種類 ②基本の印のつけ方 ③おすすめの馬券の買い方 ④それでもわからない方へ ①馬券の種類 馬券というのは勝馬投票券の略で、1.単勝 2.複勝 3.馬連 4.馬単 5.枠連 6.ワイド  …

no image

【競馬】激走する穴馬の見つけ方

今日は馬券を買う上でどうしても探してしまう穴馬の見つけ方について紹介いたします。週末になると色々な馬の裏情報や好仕上りといった情報が入ってきて、結局どの馬を買えばいいのか決めきれないことはよくあると思 …

no image

中山競馬場 各芝コースの特徴

目次 ・1200mコース ・1600mコース ・1800mコース ・2000mコース ・2200mコース ・2500mコース 1200mコース 向こう正面の頂点になる部分からの発走で、約250m先で第 …

no image

阪神競馬場 各芝コースの特徴

競馬場のレースコースは、たとえ距離が同じでも競馬場によって坂の高低差やコーナーのカーブなど異なる部分が多くあります。これは馬券の予想をするときにかなり重要な情報になってくるので、今日は阪神競馬場のレー …